「病院なんかイヤだよ!」「病院なんか行かなくてもいいんだよ、もう」
病院キライというご家族への対応には難しさを感じる方もいるのではないでしょうか。
そんな時にどうすると良いのか?この記事を通して、一緒に考えていきましょう。

【病院がキライな理由】
ご家族として、明らかに病院に連れて行った方がいいという状況。
「病院なんか行かないよ!」なんて言われると、これ以上悪くなるのではないか?と不安が募りますね。
病院がキライという理由にはいくつかあります。
✅何されるかわからない恐怖
✅他人に身体を見られる拒否感
✅処置など過去にイヤな経験をしている
✅痛いのがキライ
✅医師・医療への不信感
✅説教がイヤだ(指導が必要な場合)
✅待ち時間が長い、面倒
✅病院に行く時間を他のことに使いたい
✅治療してまで長生きしようと思っていない
✅家族に迷惑をかける気がする(通院の送迎など)
✅経済面の不安、心配 などなど。
個人差はありますが、このような理由が考えられます。
「病院なんかキライだ!」と言っても、なぜイヤなのか?をしっかり聞くことはありましたか?
その一言のなかにご本人なりの気持ち、考え、経験が含まれています。まずはなぜ「病院がキライ」と言っているかを、一度何も否定せずにお話を聴いてみてくださいね。
【病院がキライなご家族への対応】
病院がキライの人を病院に連れていくのは、至難の業です・・・。
それは想像以上に骨が折れることです。
強硬手段で予約をご家族がとって病院に連れていくというパターンもありますが、あまりお勧めできません。
なぜなら、ますます病院が「無理やり連れていかれる」場所になるからです。
自分の意思に反したことを無理にされたら、それは誰もが「イヤだ」という気持ちになるもの。
仮に予約をとって受診できたとして、診察時にはどうでしょうか?
ご本人に治療の意思がない場合、検査や処置、点滴・内服などに協力できるでしょうか・・・。
検査や処置によってはじっとしていることが必要なものも多く、患者さんのご協力は必須なのです。
ではどうするといいのでしょうか?
1.ご本人の意思と家族の意思の折り合いの合う所を見つける
家族として「元気になってほしい」「もっと一緒にいたい」という想いは痛いほどよくわかります。大切な家族だからこそ、健康で元気で過ごしてほしいと思います。
ですが、やはりご本人の意思は最重要ですし尊重するものです。
病院キライという方に、検査・処置、点滴・内服は非常に苦しいものになります。入院になった場合は、一人イヤだな~という場所に残されて生活をしければなりません。
それは、幸せなことなのでしょうか?
誰にとっての幸せなのかを考えたり、話し合える時間を持てるとお互いに折り合いが付くポイントを探せます。
2.訪問診療など在宅医療を検討する
ご自宅に訪問医が直接うかがい、ご自宅でできる医療を行います。
自宅という安心な場所なので病院よりは緊張感がないこと。
通院の時間・待ち時間などがないので、ご家族にとっても負担が違います。
ただ、訪問診療を受けるには以下の条件があります。
・病気や障害により歩行が困難
・終末期により自宅にで療養を希望
・寝たきりで移動が困難
・人工呼吸器など医療機器により移動が困難
・退院後も継続的な医療が必要
病院キライ!と言っているご家族に当てはまるものはありますか?
すでにケアマネージャーがいる場合は、一度ご相談してみると近隣で訪問診療をしているクリニック等を一緒に探してくれます。
ご自身でお探しになる場合は、インターネットなどで候補をいくつか探しお電話で必ず問い合わせをしてくださいね。
お電話でお問い合わせののち、日程を決めて一度医師と話します。良さそうであれば訪問診療の契約、定期訪問という流れになります。
通院中で訪問診療に切り替えたい場合は、現在通院している医師に訪問診療に切り替えたいことを伝え、診療情報提供書をご準備ください
入院中の場合は、まずは入院している病院の医療相談へ必ず行ってください。そこで状況と今後の希望を伝えると、調整に入ってくれます。医療相談についてわからない場合は、担当医・担当看護師へお声掛けくださいませ。
【まとめ】
「病院キライ!」その一言には、ご本人にもご家族にも色んな想いが詰まっています。強硬手段で無理に病院に連れていくことだけが、正解ではありません。
ご本人にとって、そしてご家族にとって折り合いの付くところを焦らず探していきましょう。
そして家族だけで解決する必要もありませんよ。市役所などの福祉等の窓口、地域包括センターなどに相談するなど、第三者に介入してもらいながらやっていくのもポイントです。
ご家族の身体と心のケアは、病気を抱える人と同じくらい大切です。もう限界だ・・・となる前に、医療関係や心のケアと繋がりますように。
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