かかりつけナースカウンセラー 岡田聡子

あなたのかかりつけナースカウンセラー 岡田聡子です。
患者さんとご家族に特化した、医療知識と経験のある看護師×メンタル心理療法士が行う心のケアをしております。
この仕事を始めたキッカケは、病棟勤務だったころ、寂しくてナースコールを連打する患者さん、死を悟り言葉にならない想いを伝えてくる患者さん、付き添いのご家族が日増しに表情が暗くなる病室。
それらを目の当たりにしても、そこだけに時間を確保する訳にはいかないつらさ。
もっと患者さんやご家族とお話したり、そばにいてあげたかったと今も思います。
現在私は、総合病院の病棟ケアから、訪問診療などの在宅ケアに環境が変わっておりますが、看護師の悩みは20年経っても変わらないどころか更に仕事量が増え過酷になっています。
以前にも増して、患者さんやご家族にかける時間の確保が難しくなっているのが現実です。
そんな現状でも、看護師は時として患者さんの最期の言葉を聴く人にもなり、最期に手を握る人にもなります。私はこの15年の看護師人生の中で、幾度となくそのような場面に立ち会ってきました。
その中でも今も全てを鮮明に思い出す方がいます。

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呼吸を含めた全身状態が急激に悪化。ご家族には医師より電話で状況を説明、呼吸状態を補助する処置を含めての同意を得て、あとは家族の到着待ち。という患者さんでした。
ところがご家族が到着を待っている間にも呼吸も全身状態もどんどん悪化し、生死を分ける状況になりました。
この呼吸状態を補助する処置は、全身管理が必要なこと。さらに覚醒していると治療に影響が出てしまうため、薬を使って眠る必要がありました。
そのため処置後は会話ができなくなることがわかっていたため、あと少し家族が到着するのを待ってほしい、と医師に相談。
しかし、状態変化の方がとにかく早く、タイムオーバー。
ご家族が到着する前に呼吸状態を補助する処置を行うことになりました。
いざ呼吸状態の補助をする処置を始めようと他の看護師や医師たちと準備を始めた時に、
「及川さん(旧姓)、ぼく怖いんだ。だから、手を握っていてくれないかな」 私の手を握って、そう話してきました。
私はその大きな右手を握り返して、「わかりました。大丈夫。安心してくださいね。こうして握っていますからね」と伝えると、手を握り返す力が一層強くなったのです。
その間に眠る薬の投与。
効果が出てきたところで、医師2名と数人の看護師、臨床工学技士などがそろい処置開始。
薬の効果により握っていた手から力が抜けていき、処置は無事に終了。
呼吸も全身状態も何とか落ち着きはじめたのでした。
状態悪化から処置が終わるまでにおおよそ2~3時間。
ご連絡したご家族が到着したのはその3時間ほどたった頃で、全ての処置が終わったあとだったのです。
そのため患者さんは手を握り返してくることも、話すことも、目を開けることもありません。
意識のない状態です。
ご家族の方は、「あぁ・・・間に合わなくてごめんね」と、患者さんが握ってほしいと言っていた手をずっと握っていました。
その後、一時は安定した全身状態で呼吸の補助処置を外せるかも?となりましたが、治療はすれど回復は難しかったのです。
ご家族は毎日面会に来られ、ベッドサイドに座り、お話をすることもない・目を開けることもない患者さんの傍にそっと寄り添い、日々を過ごしておりました。
意識のある時の患者さんもでしたが、ご家族もとても品があり優しく穏やか。私たち看護師にもねぎらいの言葉をかけてくれるようなお人柄でした。
そして私と話したあの時の言葉が最期の言葉となり、1か月ほど頑張ったのちに旅立たれていったのです。
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あの時、私は手を握る以外に何かできたのではないか。
ご家族にももっと何かできたのではないか。
正直、どこにも正解はないままとなりました。
同じようにもっと何かできたのではないか・・という場面は何度もありました。 それを「時間がとれない」「話が聴けない」と悔やんでも、命の時間は刻々と過ぎていくばかりなのです。
だから私は、心のケア専門で寄り添える看護師がいたら、 患者さんやご家族は聞いてもらえるし、話したいことが話せる。
今よりもっと安心して治療を受けられ、日常を心穏やかに過ごせるようになるのではないか。
そんな思いでナースカウンセラーになりました。
看護師としての経験や知識を持つカウンセラーと話すことで、孤独感の緩和、相談できる場所がある安心感を得られることができます。
一人で頑張らなくてもいいんだと思える心強さを持てます。
また、治療の経過に関わらず穏やかな人間関係、自己犠牲のないケア・サポート、自分の気持ちを伝えられる、頼れるようになる、生きる気力を持てるようにもなります。
闘病中や、闘病中のご家族も、自分の人生を生きられるようになっていきます。 お看取りをしたあとも生活が乱れない、身体も心も痛みのない日常となっていきます。
患者さんやご家族が、たとえば
「話せる場所があるから、治療や病気と付き合うのがいくぶん楽だよ。」
「あの人の闘病生活を支えられたわ」
そんな風に張り詰めていた心の力が抜けて、ホッと微笑む患者さんやご家族が増えていってほしいと考えています。
ただその想いだけで、かかりつけナースカウンセラーをしています。
心の重荷をほんの少しでも一緒に持たせてもらえたら、これからの人生に少しは安心や笑顔が増えていくでしょう。
もしそうであるなら、心が少しでも軽く、穏やかになり、これからのあなたが望む時間を過ごしていけるように伴走していきます。
看護師経歴
・大手企業の民間病院と地方中核の公立病院で 14 年間勤務し、現在はクリニック勤務で訪問診療に携わっている
・ガン及び終末期看護、透析・糖尿病などの慢性期看護、内科全般(血液内科等の移植含む)、皮膚科・眼科・救急看護など多岐にわたり経験。
・BLS 及び ACLS を取得し、急変現場にて活動。
・電子カルテ立ち上げ、看護記録・標準看護計画に携わる。
・オーストラリアへ看護研修に個人的に参加し、海外看護と緩和ケアについて学ぶ。
免許・資格
【保有資格】
・看護師免許
・終末期ケア専門士 /(社)日本終末期ケア協会
・健康経営エキスパートアドバイザー /東京商工会議所
・メンタルヘルス心理療法士 /全国心理技術普及協会
・子ども発達インストラクター /全国心理技術普及協会
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明るく笑顔でポジティブに!周りにできるだけ迷惑をかけないようにと過ごしている。
大きな病気で闘病中や治療後の方。そしてサポートしているご家族の方へ。
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