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心がゆるんでいくこと

自分を責めてしまうのは、あなたを守ってきた心のクセ

仕事でうまくいかない時、子育てや家庭とのバランスがうまくとれなくなってきた時。

「どうしてこんなに自分はダメなんだろう・・・」

こんな風に自分を責めてしまうと、ますます仕事も空回りだし、家庭の中も何かとうまくいかなくなりますよね。なぜ、自分を責めてしまうのでしょうか?

その原因と、自分を責めることから卒業していくために必要なことをお伝えします。

 

 

 

 

あなたが自分を責めてしまうのは、どんな時ですか?

 

仕事がうまくいかない時や、同僚や親・パートナーとの関係でうまくいかない時。お子さんがいるなら、お子さんに対してイライラしてしまったり大きな声で怒ってしまった時。

そんな風に、自分以外の何かとの間に生まれた事実に対して、自分の気持ちが違う方向に進んだ時ではないですか?なぜ、気持ちと違う方向に進んだ時に自分を責めるということが起こってしまうのでしょうか。

 

それは、【 自分の心を守るクセ 】が発動するからです。

 

あなたが記憶にもない無意識領域で起こっている心のクセのため、ご自分では気が付きにくかったり、気が付いてもどう対処してよいのかわからないことが多いものです。

 

 

心のクセが生まれるキッカケ

 

私たちは生まれてから特に6才くらいまでに出会った人や経験により、生涯にわたる思考や行動のクセ・パターンを決めていきます。人生脚本とも呼ばれるもので、それをもとに日常・人生を過ごしていきます。

 

オギャーと生まれてから、周りの大人にサポートを受けながら私たちは成長をしていきます。もちろん生まれた時から思考や感情はありますが、日常生活を営むことは難しいですよね。

そのため、食べること、着替えること、眠ること、トイレに行くこと、お風呂に入ること、歩くことも走りまわることも、親をはじめ周りの大人に見守られながら一つずつ習得していきます。子どもの頃は一人で生きていくことは不可能なのです。一人で生きていくことが不可能であれば、周りの大人に合わせていくことが必要になります。

それがたとえ理不尽なことであったとしても、地域や家庭の中だけのルールだったとしても、命と衣食住・安全のために取り入れていきます。そうすることで、日常を過ごすことはできるからです。子どもの頃はこの本能が最大限に発揮されているため、適応能力が高いのです。

そうした中で過ごしていくことで、あなたの心にもクセが生まれていきます。

 

例えば、大人に怒られた時に頭ごなしに「お前が悪い」「お前がダメだから」と言われたり、自分が謝ればそれ以上怒られることはないという経験を繰り返していくと、、、

 

【 怒られる=自分が悪いと思う→自分が謝ればいい(理由はわからなくても)→怒られない→周りの大人が納得する 】

 

こんな風な方程式のように、心に刻まれていきます。

 

そうして刻まれた方程式は、あなたの命と生きるための衣食住・安全を守るために【 心のクセ 】となっていくのです。

 

 

自分を責めることからの卒業

 

自分を責めることから卒業に必要なことは、ご自分の心のクセを否定しないことが最初の一歩になります。自分を責めても生まれるのは自己否定以外なにもありません。そこから肯定的な心は何も生まれないのです。

 

いま生きづらさを感じている自分を責めるクセ。それは、あなたを守ってきた大切なものです。

 

だから

 

「今までありがとう。守ってくれてありがとう。おかげでこうして今までこられたよ」

 

そんな気持ちを持つことで、あなたの心と脳は少しずつクセを修正し始めます。最初は変化を感じにくいかもしれませんが、あなた自身がご自分へ声をかけ続けることで変わってきます。

 

 

まとめ

 

・自分を責めるクセは、自分の命と生きるための衣食住・安全を守るために生まれたものだった。

・心のクセを否定しない。

・「今までありがとう。守ってくれてありがとう。おかげでこうして今まで来られたよ」と自分へ声をかける。

 

思考の変化を感じるには半年以上と必要と言われているので、日常の中で少しずつ取り入れてみてください。

それでもご自分を責めてしまったり、仕事や日常が回らなくなったり、子どもへのイライラが止まらない時などは、プロのサポートが必要なケースが多いです。

 

一人で抱え込まずにプロに頼っていいんだ、という選択肢を知って活用していっちゃいましょう。

 

自分を責めることから卒業したあなたは、どんな日常になっているのでしょうか。心がゆるむキッカケになれば幸いです。

 

 

 

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