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心がゆるんでいくこと

Noと言えない本当の理由を知って、心を取り戻そう

Noと言えないだけで、自分軸がない、自分の意見がない、優柔不断だ、どっちつかずのいい子ちゃん・・・そんな風に実際に言われたり、周りに評価されてしまうことが多いですよね。単純に相手が怖くて「No」と言えないこともあるかもしれませんが、もし誰が相手でも自分は本当はイヤなのに「No」と言えないのなら、心の根っこに絡まった大切な記憶と感情があるのかもしれません。

今日この記事を読むことで、これからは自分の意思で「No」または「Yes」を選んでいくキッカケになります。

 

 

 

【あなたの生活・命を守る子どもの頃の大切なお守り】

 

あなたはどんな子ども時代でしたか?どんな環境で生活を送ってきましたか?

Noと言えない本当の理由の一つに、あなたの幼少期の生活環境が深く影響しています。

 

私たちは生まれたばかりの赤ちゃんの頃から周りをよく観察しよく聞き、そしてよく考えて行動をしていました。それは本能的なもののため、意識した記憶の中にはありません。親をはじめとする周りの大人がどんな風に自分に接してきているのかを五感をフル稼働させて過ごすことで、私たちは自分で身の安全を確保しながら過ごしていたのです。

 

例えば・・・

・授乳中にスマホや動画を見たりしながら自分に興味や注意を注がないのに、ゲッと吐き戻すと怒る。

・親の機嫌がいい日はお菓子を食べていいよと言われるけど、親の機嫌が悪い日は食べちゃダメと言われる。

・昨日は壁に絵を貼っても怒らなかったのに、今日はダメと言われて絵も破かれて叩かれてしまう。

・親の希望に沿うとニッコリするのに、ちょっとでも反対のことを言うとため息をついたり罵ってくる。

 

このような環境で毎日毎日過ごしていたら、怒られないように、注意されないように、叩かれないように、ため息を聞かないようになります。具体的には、「No」とは言わない、大人の言うことを聴く、言われたとおりに動く、機嫌が悪くならないように、相手の顔色を伺うような毎日になっていきます。そうすれば自分の心はチクチク痛くないし、ギュッと自分の手を握りしめなくていい、涙を流さなくていい。

そしてもしこの状況に親や周りの大人が気が付いていなかった場合、気が付いているのに行動や言葉を変えずにあなたに接していた場合、成長しても自分の意見は持てず、周りの人の顔色を伺い、「No」ということはとてもハードルが高い状態になっています。

つまりあなたが「No」と言えないのは、自分軸がないのでもなく、自分の意見がないのでもなく、どっちつかずのいい子ちゃんでもないく、全ては小さな頃に習得したあなた自身の生活と命のためのお守りなのです。

 

 

【大切な人が笑顔になったり、ご機嫌でいてくれる安堵感】

 

そしてNoと言えない本当の理由にはもう一つ、そこには肯定的な意味があるのです。

 

例えば・・・

・親や周りの大人が、ご機嫌になってくれるとホッと力が抜けてあなたも笑顔になれた。

・大切な人が笑顔になってくれる。

・「いい子ね」と頭をなでてくれたり、ほめてもらったことがある。

・「ありがとう」と言われることがうれしい。

・役に立てているという感覚、自分の価値や存在意義を感じられる。

・周りの空気が穏やかになることで、自分の心が平和・安堵感がある。

 

人により肯定的な内容は違いますが、上記のような良いことも経験してきているからこそ「No」と言いたいのに、なぜか言えないという方もいます。またハッキリと記憶があり言葉にして表現できる方もいますが、幼少期の経験の場合だと無意識の中に刷り込まれているため、ご自分では気が付かない肯定的な意味を持っていることがあります。

その結果、大人になった時にもどかしさ・生きづらさとなって自覚。自分にとって苦しい部分だけを思い起こし、自分軸のなさ、自分の意見のなさ、優柔不断さ、どっちつかずのいい子ちゃん・・・というような、いわゆるマイナスの面だけに目を向けるようになってしまうのです。

 

あなたはどうでしたか?

「No」と言わないことで、どんな肯定的な意味を持っているでしょうか。

 

それをご自分で気が付いたうえで、あなたは「No」、「Yes」どちらを選んでもいいのです。あなたの心がホッとゆるんで笑顔になれる方を選んでみてくださいね。

 

 

【まとめ】

 

・Noと言えないのは、あなたの生活・命を守る子どもの頃の大切なお守りだった。

・Noと言わなければ、あなたの大切な人が笑顔になったりご機嫌になり安堵感があるから。

・NoとYes、どちらの方が自分が笑顔になれるのか?で選んでいけばいい。

 

あなたの心はあなたのもの。誰かにコントロールされたり、制限されるものではありません。それでも最初の一歩は勇気がいりますよね。だから、今日はどのメイクにしようかな?どのネクタイにしようかな?を無難なルーティンではなく、あなたの心がちょっと喜ぶ方を選ぶというような日常のちょっとしたことから始めてみてください。

その小さなステップであなたが笑顔になれる方を選ぶ習慣を身に着けていくと、本当に「No」と言いたい時にドキドキバクバクせずに言えるようになっていきますよ。

 

そしてもし一番言いたい人には言えない・・という時は、相談にいらしてくださいね。お話をするだけで心のモヤモヤ、記憶が整理されていきます。整理されることで見えてくること、これからのことを考えるようになります。

 

あなたの心がゆるんで、本来のあなたの心を取り戻せるキッカケになりますように。

 

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